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「座」について考える

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先週末は木工作家さんを訪ね、九州は日田市に近い杷木というところを訪れて来ました。
樹齢200~600年の行者杉と呼ばれる林がある東峰村小石原。そこに、生活の据え、仕事の場「sh360(エスエイチサンロクマル)」 を設立し、“人工と自然”を考えながら活動している木工家でプロダクトデザイナーの下島啓吾さんはいらっしゃいました。金沢で生まれ、京都は長岡京市で育ったという下島さんは、ある意味、日本の根源とも言える伝統が息づく地域で過ごして来たからこそ見えているものがあるようで、思考の中にビシッと一本筋が通ったものを感じさせて頂きました。色々な作品を見せていただきましたが、下島さん本人は、今後も椅子作りに注力していきたいとの意向で、ご本人曰く「椅子というのは全く誤魔化しが効かず、しっかりした技量と細やかな配慮の違いがはっきり表れる」・・そんな手作りの醍醐味がいちばん現れるアイテムだそうで、私も座らせていただいた椅子は、木で出来ているにも関わらずピシリとも軋まず、それでいて木のしなりを利用した柔らかな座り心地を提供してくれるもので、木の種類・特性を熟知し、欠点・美点を生かしきるデザイン・技量がそこには詰まっていることに驚かされた次第です。


≪行者杉林の中にある工房 sh360(エスエイチサンロクマル)≫

人間の基本的な動作「立つ」「寝る」・・・そして「座る」。
椅子文化が発達している欧米においては、自分のお気に入りの椅子を見つけ、長く愛せる相棒として大切なアイテムとなっています。自分の豊かな人生、豊かな時間を送るためには、人それぞれ違いはあれど、お気に入りの自分だけの椅子があるっていうシチュエーションもいいものだなぁ~って、私には思えるんです。私の豊かな時間を例えにするならば、グッドミュージックは欠かせませんし、気の利いたアンティークの小物などがあってもうれしいです。更にお気に入りの椅子があるって考えると・・う~ん・・なかなかいい感じですね~って具合です。

下島さんの椅子は、一度買ってもらうとほぼ壊れる事がないと言えるほど長持ちしてしまうので買換え需要は生まれないそうです。それほど、長きに亘って付き合うことを思うと、改めて「座考」みたいなものを真面目に考えてみたいなぁと思っています。生意気にも、下島さんには作るだけでなく「座考」の講演を開催することも役目のひとつですよとお願いしておきました(笑)機会があるごとに講演会が開かれることになって行くと思いますので、是非、その際はご参加いただき、みなさまの豊かな時間のヒントになればと願っています。


≪無農薬手作り食材料理 素朴って美味しい♪≫

余談になり恐縮ですが、ひと通りのお話しが終わり、気付けば陽も沈んでいたため下島さんにおすすめいただいたお店で食事をいただきました。普段はあまり積極的に野菜を取らない私を悟ってか、「肉はありませんが、無農薬で美味しい野菜料理を」との事で上の写真のお料理を頂きました。お店の方のご説明によると味付けはみりんなど余分なものは入れず、お醤油だけの薄味で野菜の甘さを感じて下さいとの事。これが、不思議でなんとなんと、スイスイと私の身体に馴染んで、とても自然に吸収されていくのが分かるほどなんですよね。言わば身体が求めている・・そんな表現が当てはまるほど美味しくて、きれいさっぱり完食させて頂きました。人参の甘夏和え、わらび、レンコンハンバーグ、玄米・・・美味しかったなぁ\(^o^)/下島さん、お店の方、ごちそうさまでした ♪


≪食べ終わり駅に向かうと、人っ子ひとり居なかった駅舎(T_T)≫

自然の味、天然の良さ・・・自然環境の中に工房を構えることから始まった、下島さんの木に対する想いも素朴だからこそ力があるように思えた瞬間でした。

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